慣性による分離がアンドレアフィルターの動作原理です。空気中の塗料粒子（オーバースプレー）がアンドレアフィルターに入り、
数回の急進的な方向転換を経て気流の外に出て沈降し、保持ポケットに溜まります。保持ポケットが、空気流の外側に塗料粒子を保持します。
アンドレアフィルターは、空気流に含まれる湿った固体や液体の粒子を捕捉するための製品です。 ハイ ソリッドエナメル、焼付エナメル、乾燥エナメル、接着剤、油、ステイン、ラッカー、ガラス繊維、エポキシ、アスファルト、クリアコート、タール、テフロンなどに使用可能です。
当社のフィルターは、3つの製造拠点で生産されています。
アンドレアフフィルターの購入には、お住まいの地域の当社の代表者にご連絡（連絡先はこちら）いただくか、下記のフォームにご入力ください。
世界中に商品をお届けしています。
最小購入数量は1パレットです。
はい、パレットごとに60枚のフィルターが必要ですが、お好きなフィルタータイプを混ぜて構成することができます。
1パレットあたり60枚（箱）です。
製品が破損して配送された場合は、営業担当者に連絡し最善の 対応策（返品の送料負担や交換など） をお取りください。
フィルターの処分方法については、Aeremブログに公開の記事から詳しく知ることができます。
もちろんです。私たちは、当社の成長を続ける国際的な配給ネットワークに参入できる新しい企業を募集しています。既存・新規市場の両方でソリューションを推進していきたいと考えています。
必ずしもそうとは限りません。それよりも紙の質に依ります。一方、アンドレアフィルターのW形状構造は非常に重要な要素で、
高い剛性を保証しています。
はい、アンドレアフィルターの製造に使用されているすべての紙には、特殊な耐湿処理が施されています。
検査済みの清潔なアンドレアフィルターのサンプルは、計量された後、テストダックに挿入されます。きれいなアブソリュートフィルターを計量し、アンドレアフィルターのダックダウンストリームに挿入します。トンネルの先端にあるファンが気流速度を調整しています。アンドレアフィルターの上流にあるスプレーガンがオーバースプレーを実現します。毎分50フィートで通気抵抗が水柱の0.5インチ（12.5ミリメートル）に達すると、塗料を含んだフィルターの両方が取り除かれ、再び計量されます。
両フィルター間の重量配分比により、所定の気流抵抗時のろ過効率と保持力が決定されます。
アンドレア「オリジナル」は、塗料の捕集効率が98.2％の単段フィルターです。「オリジナル」は4ポンド/平方フィート（1,8キログラム）の保持力があります。アンドレア「高効率(HE)」は、塗料の捕集効率が99.4%の2段式フィルターです。HEの保持力は5.3ポンド/平方フィート2,27キログラム）。貴社の用途に最適なフィルターを選ぶためには、まず、使用されているコーティング剤をろ過するために必要な段階数と効率性を検討してください。次に、使用する塗料の種類を考慮します。乾燥エナメルのような速乾性のある塗料は「HE」で、ハイソリッドエナメルのような遅乾性の塗料は「オリジナル」でろ過するのが最適です。また、ステインや接着剤のようなコーティング剤の粘着性の高い塗料も「オリジナル」でのろ過が適しています。
スプレーブースの気流の速度が、貴社が必要とする最低速度を下回ってしまったらすぐにお取換えください。詳しくはこちらから。
貴社のスプレーブースの排気領域のサイズにより、必要なフィルターサイズが判定できます。
アンドレアフィルターにはチャンネルフレームが必要になります。詳しくはこちらから。フレームの内側の縦横の長さを測り、実際のフィルターサイズを決定します。20×20インチおよび20×25インチセルの排気壁には、アンドレア「ワイヤーサポート」（認可されたすべての設置に対して無料で提供)を一度のみ取り付ける必要があります。変更作業を行うためには、お近くの代理店、またはお近くの代理店のAerem担当者にご連絡ください。
アコーディオン形状のアンドレアフィルターは、1平方フィートあたりにポケットや穴が数多く集中しています。アンドレアフィルターを過度に伸ばすと、静圧が劇的に上昇し、フィルターの使用寿命が短くなります。1フィートあたり8プリーツ、または1リニアメーターあたり26プリーツの設置が理想的です。大抵のアンドレア
フィルターには拡張リミッタが付いていて、拡張しすぎないようになっています。
塗装対象物の真後ろにあるろ過領域は、周辺領域よりもオーバースプレーにさらされているため、通気抵抗は周辺領域よりも早く上昇します。空気流が不均一になり、その結果、ブースの排気領域全体で異なる空気流速が発生し、時間の経過とともに不規則に変化します。パッドフィルターを使うのは対応策の一つです。塗装対象物の真後ろのパッドは、周辺のパッドよりも頻繁に交換することができます。他の対応策としては、塗料への直面を防ぐ構造と慣性分離動作原理を有するアンドレアフィルターを使用することで、結果的に通気抵抗を遅くさせることです。
それは当社は推奨しておりません。一般的に、プレフィルターは、それらの後ろのフィルターの寿命を延ばすために使用されます。アンドレアフィルターは、すでにガラス繊維のような他の媒体よりも
3～5倍長い寿命を有しています。プレフィルターを付加する目的が効率を高めることであれば、より高価なポリエステルフィルターの高機能性に支えられたアンドレア「オリジナル」を、プレフィルターとしてお使いください。
Aeremブログに掲載された記事に詳しく説明されています。
水洗ブースをドライフィルターブースに変更するには、ウォーターバッフルを取り外し、チャンネルフレーム（通常は既存の排気壁室の前にある）を設置するための既存のフレームに開口部を残す、ということを理解してください。したがって、ファンのサイズが適切であれば、風量の変化はあまりないはずですが、ドライオーバースプレーコレクターフィルターの通気抵抗が低下しているためにファンを減速させてしまう可能性があります。
はい、アンドレアフィルターは、あらゆるタイプのドライフィルターの排気壁に使用することができます。フィルターフレームはアンドレアフィルターに対応したものを使用する必要があり、簡易な修正が
必要な場合もあります。より詳しくは、当社の設置説明書をご覧ください。
一般的に、ファンはフィルターに過負荷がかかっているか、ファンに問題があると、停止（または空気を動かす能力を失う）します。まず、アンドレアフィルターがリニアフィートあたり8プリーツで設置されていることを確認してください。次に、清潔なフィルター全体の空気流を測定するために圧力計を設置し、フィルターの交換時期を示すために、空気流が失われる直前のポイントに印を付けます。フィルターを挟んで1インチWCまで引っ張れるファンを選びましょう。古いファンの中には、この圧力を超えると停止してしまうものがあるため、当社の推奨最大圧力損失は0.5インチ(12,5ミリメートル)WCです。しかし、アンドレアフィルターは1インチ(25,4ミリメートル)WCまでの圧力に対応しています。ご使用のファンがより大きな圧力に対応できるサイズの場合は、0.5インチ(12,5ミリメートル)WCでフィルターを交換せず、気流速度が低下しない限りブースを運転し続けることをお勧めします。
ファンモーター、ベルト、ブレードなどのメンテナンスが適切に行われていることを確認し、定期的にファンを洗浄して、粒子の蓄積を除去してください。
時間が経つと、プレナム内に粒子が溜まっていきます。ろ材に関わらず、排気フィルターは決して100％効率的ではないので、プレナムは定期的に洗浄する必要があります。例えば、効率98％のフィルターに100ガロン（378リットル）のコーティング剤を散布した場合、2ガロン（8リットル）は取り損なわれます。フィルターのメンテナンスを適切に行うことで、プレナム内の余分な蓄積が防止されます。メーカーの指示に従ってフィルターを設置し、フィルター全体の静圧降下を監視して過負荷になっていないことを確認してください。一般的な経験則としては、プレナムの清掃を年一回、ブースの使用頻度が高い場合はそれ以上の頻度で行うことが
望ましいと言えます。
このマイグレーション現象は、遅乾性のコーティング剤をメッシュフィルターに使用した場合によく見られる現象です。空気流は、最終的にメッシュに捉えられた粒子を空気の流れの中へ引き戻します。その結果、既に堆積した粒子は再び空気中を浮遊し、システム内を移動できるようになります。これを防ぐためには、塗料の粒子が空気の流れの外側にある保持ポケットに閉じ込められるアンドレアフィルターへご変更ください。
